講座 「月の満ち欠けの様子と時刻と方角の相互関係を、アタマと身体で理解する方法」

― 番外編(あとがき)―

 


【るるからのメール】

 

<中略>

………そうかぁ、メールde講義は無理か〜。残念!

 

何となくは、わかるのよね。
満ちて行く時か欠けて行く時にに少しづつ右の方から登って、欠けて行く程遅い時間に月が登って、満ちて行く程早い時間に西に落ちて行くんだっけ?

石垣島にいた頃に見て覚えた程度なので理屈はわからないのよね。。
毎夜、日没から夜明けにかけて釣りをしていて月も法則で動いているんだと知ってからそういった物に興味をもったのよね。

こっちに帰って来てから、解説などを読んで自分が見た物を言葉で納得したりして規則性を知ったりしたんだけど、1年ぐらいサバンナみたいな所で生活しないときっちり理解できなそうだわ〜。。

 

最近あまり夜空を見なくなっちゃった。
先日の台風の時に静かになってから外に出たら星がきれいだったので山に行くのはちょっと怖くて鎌倉まで車を走らせてみた。
いつもは時間帯かまわず車の多い134号線もトラックとタクシーと消防車ぐらいであまりの静かさに異次元空間だったよ〜。

久しぶりに目線にオリオン座があった。
秋の星座なんだっけ?

去年は私の星座、乙女座のスピカを見つけられたの。
獅子座流星群の帰りに東の空に太陽の光にも負けないぐらいすごく光っている星があって家に帰って調べたらスピカだった。
自分の星座を見つけられてうれしかった〜。

 

 


【俺からの返信】

 

<中略>

………そうなあ、メールじゃすんげー大変なことになりそうだからなぁ。
でも、実際に身体使ってやってみるならとっても簡単で、けっこう楽しいんだよん。

 

あのね、覚えたものは必ず忘れるから、俺は「覚えなきゃならないことはなるべく最小限にして、あ とは考える」ってことを教えたいの。

例えば、この「月の満ち欠け」の講義では、覚えなきゃいけないのは、次のたったみっつだ けなのさ。

自分が南を向いたとしたら、残りの東、西、北の方角がどっちかってことと、地球が「左回り」に廻っているってことと、「上弦の月」(欠けた月が沈む時、その欠けた側が上側に見える時の月のこと。下を向いている場合もあるよ:下弦の月)が、「これから太って行く月」だってこと。

あとはその都度、自分の身体を使ってアタマで考えながら解くの。 そうするとわかるのだー。きっと、おもしろいぞー。

 

スピカ、ぴかぴか?

太陽の光にも負けないくらいってそりゃ、言い過ぎだろ(笑)。
もう明け方近くになってきてたってことだね?

木星が出てるときは、なんといってもこいつが一番明るいね。

今週土曜は娘の保育園の運動会。そのあと、相模湖のチョイ先の山パーティ(道志村)に行く予定。

 

んじゃね。

 

 


【るるからのメール】

 

> 太陽の光にも負けないくらいってそりゃ、言い過ぎだろ(笑)。
> もう明け方近くになってきてたってことだね?

そそ さすが!

毎度毎度言葉が足りませんで。。申し訳ない。。

 

>地球が「左回り」に廻っているってことと、

地球は右回りだと思ってました。。

 

 


【俺からの返信】

 

> 地球は右回りだと思ってました。。

太陽は東の地平線から昇る。
地球(自分のいる所)が東の方に向かって回って(動いて)いるからだよん。

これで〜いいのだ〜♪

でもなんでそれを「左まわり」と言うんだろうね。
上(北)から見ての話しだよな。
じゃ、オーストラリアの人は「右回り」って思っているんだろうか??

 

 


【るるからのメール】


> 太陽は東の地平線から昇る。
> 地球(自分のいる所)が東の方に向かって回って(動いて)いるからだよん。

まったく 形がみえない。。

 

東ってとりあえず右でしょ。
んー わかんないぞ。

模型でも作らないとな。。
理解出来たら報告します。

 

 


【俺からの返信】

 

> 東ってとりあえず右でしょ。

お〜い、ちょっと待てちょっと待てったら。
そっち行くと崖に落ちるぞ。

 

ああ、地球儀を正面に見て「右」っちうことかいな。
「左」や「右」ってのは相対的な概念だからナ。あやふやに使うととっても危険。


神奈川(あえて「東京」と言わないところがミソ)から見て「東」はハワイのある方だ!
そっちに廻せ!

 

ほ〜ら、そっち行ったら落ちるってば〜…

 

 


【るるからのメール】

 

おおおおお!
なるほど 絵に書いたら分かった!!

朝が日本から中国の方に。。。ってあたまで考えちゃうと理屈が右回りになちゃってた。

絵に書いて納得。

ありがと〜。

 

 


【俺からの返信】

 

ふむむ…。
してみると、こんな具合で毎日ちっとずつだったら、メールででも講義できるだろうか??

 

「月の満ち欠けの様子と時刻と方角の相互関係を、アタマと身体で理解する方法」

 

るる、ついて来るかい?

 

 


【るるからのメール】

 

> ついて来るかい?

うん、行く行く〜。

 

 


 

と、言うわけで…このページが出来あがったのでありましたとさ。

お子さんのいらっしゃる方、お子さんにこのページをぜひ見せてあげてください。 特に小五、中三。ちょうど学校で教わるところですので。
大人の方も興味があれば是非。興味がなくても是非。 これを理解すると、とても便利です。楽しいです。夜空を身近に感じられます。 月を見ただけで、だいたいの方角も判ります。時刻ならおよそ1〜2時間単位で判ってしまいます。何日後に月見をすればいいかも判るし、海や山で遭難したときにも役立つ!(笑)

その後も機会あるごとに、この講義をいろんなところでいろんな人々を対象にやらせてもらってます。オオムネ好評。
特に山の野外パーティの時など、実際に月を見ながらの講座は、よくワカルし楽しくてサイコ−。
でもね、かならずご自分の身体を使って、何度も何度も廻っていただきたいのです。そうしないと本当に理解がアタマに染み込まない。

呼んでいただければ、学校でもイベントでも、どんな所でも手弁当で参りますよ。 交通費だけ、よろしくネ。(笑)

 

 

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