さあ、最終回である今回は、きみたちがちゃんと理解してくれたかどうかを判断するために、テストを行う。
こらこら、そこ、「エ~~ッ!!」なんて言ってるんじゃないよ。話しを聞いて、ちゃんとぐるぐる廻って考えたならば、もうわかるはずさ。
問題:満月の後、欠けていって半月になった月が、どっちの空のどの辺りにどういう形で見えるかを、
1. 月の出:「その半月が地平線から姿を現した直後」
2. 1.と3.の中間の時刻
3. 南中:「一番空高く昇ったとき」
4. 3.と5.の中間の時刻
5. 月の入り:「反対側の地平線に沈んでいこうとする直前」
のそれぞれの場合について、それぞれのおおよその時刻と共に、月の満ち欠けの形を、位置(見える高さ)に気をつけ、画に描いて示せ。
(紙に地平線を描いて、下に方角を書き込み、一枚でまとめること。)
【オマケ】 この講義を受けたことのある高校生のお姉さん、ナホちゃんが、こんな俳句を教えてくれたよ。 「菜の花や 月は東に日は西に」 by蕪村 なんとこの俳句には、この講義で唯一覚えておかなければいけなかった次の3つの知識、 ・ 自分が南を向いたとしたら、残りの東、西、北の方角がどっちかってこと。 これらのうち、すでに最初のふたつが含まれているではないか! スゴイぞ!蕪村。 |
オシマイ